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2008年4月16日から18日までの3日間、東京・有明にある東京ビッグサイトで「第4回 Display 2008 国際フラットパネルディスプレイ展」(主催:リード エグジビジョン ジャパン)が開催されている。液晶やプラズマパネルのみならず、有機ELやFED、電子ペーパー、タッチパネルディスプレイ、3Dディスプレイなどさまざまなフラットパネルディスプレイが一堂に会する展示会だ。展示の中から注目のブースをピックアップして紹介しよう。 世界最大の150V型パネルを展示する松下電器ブース 松下電器産業のブースでは、今年1月に米ラスベガスで開催された「2008 International CES」で発表した世界最大の150V型プラズマディスプレイパネルを日本で初めて公開している。フルHDパネル(1920×1080ドット)の縦横2倍となる4K2K(4096×2160ドット)の解像度を持つ超大型高精細パネルだ。2006年7月に発表した103V型ディスプレイと比べても面積比2倍以上の大画面である。 103V型で培った超大型パネル形成技術を進化させ、超大画面のリブ(発光セルを区分する微小な仕切りのこと)や電極を均一に形成できるプロセス技術を開発し、放電の均一性や安定性を確保したという。また、超高速パネル駆動技術を開発することで現行の103V型フルHDモデルと同等の輝度を実現している。厚さ24.7mmの50V型フルHDパネルも 150V型パネルと同じく2008年1月8日に発表された超薄型プラズマディスプレイパネルも登場した。50V型フルHDパネルで現行機種の「VIERA TH-50PZ750SK」比約4分の1の厚さ24.7mmを実現したもので、重さも同比約2分の1の約22kgを実現している。駆動・回路技術を新たに開発したことで、駆動電圧や電力ロスを低減し回路の小型化に成功。パネル構造や回路レイアウトの大幅な見直しを図り、パネルの薄型化・軽量化を実現したという。 そのほか、発光効率を従来機種「TH-42PZ750SK」に比べて約2倍に向上した42V型プラズマテレビも展示している。新材料やプロセス技術、セル設計技術、駆動回路技術などの基盤技術を抜本的に見直し、高発光効率化技術を確立。蛍光体などの新材料や、放電効率を向上させる新放電ガスやセルの構造、電力ロスを大幅に削減する新たな回路駆動方式を開発したという。 これによって発光効率を従来比約2倍に向上させ、現行機種(TH-42PZ750SK)と同等の輝度を維持しながら消費電力を半分に減らすことが可能になった。
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