火曜日

今日のTechnology

富士通は28日、同日開催の富士通取締役会において、7月を目処に富士通と富士通アクセスのフォトニクスネットワーク事業を再編・統合することを決定したと発表した。 これまでは、富士通がWDM(Wavelength Division Multiplexing)システムやSONET(Synchronous Optical NETwork)システムなどの基幹ネットワーク網を、富士通アクセスがGE-PONといった国内向けアクセス網を中心に事業展開してきた。しかし、基幹ネットワーク網とアクセス網の境目が次第になくなってきており、国内市場における次世代ネットワーク網の構築計画では、富士通と富士通アクセスの開発・製造の技術・ノウハウを融合し、よりいっそう協調した取組みが不可欠と判断。富士通のフォトニクスネットワーク事業の国内向け開発部門および全製造部門を富士通アクセスと統合する方針を決定したとしている。海外向け製品の開発については引き続き富士通内で行い、富士通アクセスのパワーエレクトロニクス(情報設備電源や各種製造設備用電源などの産業用電源装置)事業については、富士通アクセスにて引き続き営業部門を含めた事業運営を行う。

月曜日

今日のTechnology

数千年前、盲目の詩人ホメロスが初めて作品に残したトロイの木馬は、古代都市トロイを陥落に導いた。現代では、デジタルのトロイの木馬が、かつてのトロイの木馬と同じくらい力を持ちつつあるのかもしれない。Microsoft の調査報告によると、トロイの木馬に感染した件数は2007年下半期に300%増加したという。この数字は、先ごろ Microsoft が発表した『Microsoft Security Intelligence Report』の最新版で明らかになった。この報告書のデータは、『Malicious Software Removal Tool』など、同社のソフトウェアを実行している、およそ4億5000万台もの膨大なコンピュータから収集したものだ。そのためこの報告書は、一般に公開されているセキュリティ調査報告書のなかで、最も広範囲な調査基盤を持つ報告書の1つとなっている。同報告書によると、2007年下半期には、好ましくないソフトウェアの検出件数がおよそ67%増加し、Microsoft のユーザー基盤全体では、合わせて1億2950万件という驚くべき数のソフトウェアが検出されたという。また、トロイの木馬が感染経路として拡大している点については、2006年から今回の報告書まで、その傾向が続いている。2006年は、Microsoft がトロイの木馬の感染増加について警告し始めた年だ。トロイの木馬の増加率が伸びていることは、十分気がかりなことかもしれないが、Microsoft の報告書はまったく悲観的な内容というわけではない。たとえば同報告書では、セキュリティ上の脆弱性が公になった件数が、2007年下半期に15%減少したと明らかになっている。「脆弱性の開示件数が減少したのは、半年単位で見て前半期と比べてわずかに減少した2003年以来のことだ。これまでは増加傾向が続いていたため、今回の減少はやや予想外だった」と、Microsoft Malware Protection Center の主席アーキテクト Jimmy Kuo 氏は語った。

土曜日

今日のTechnology

Googleのホームページに表示されるおなじみのGoogleのロゴマークは、バレンタインやクリスマスなど、特別な日にはイラストが書き加えられ、見る人を楽しませてくれることでも知られている。「Doodle 4 Google」の「Doodle」とは、落書きやいたずら書きという意味。【「Doodle 4 Google」コンテストのページで紹介されている作品 上は通常のGoogleロゴマーク】  コンテストでは、幼稚園から中学生まで年代ごとに4つのグループに分け、それぞれ与えられたテーマに沿って、子どもたちが作品づくりを行う。そのテーマとは、「未来のゲームをつくるとしたら? 」「世界のリーダーになるとしたら、何を変える? 」「新しい島や国、星をみつけたらどんな世界をつくる? 」といった問いかけの形をとっている。子どもたちは、このテーマをもとに話し合ったり、ネットで調べものをしてアイディアをまとめ、ロゴマークをキャンバスにした作品へと仕上げていく。 すでに参加申込みは締め切られ、現在は地区ごとに審査を進めている段階。5月12日から5月18日までオンラインで投票を行い、審査結果は5月21日に発表される。最優秀作品は、翌22日にGoogleのホームページで24時間実際に表示されるという栄誉が与えられる。 Googleが公開しているコンテストのサイトでは、子どもたちを指導する教師のためのガイドラインが公開され、各テーマのねらいや準備するもののリストから、作業の進め方、参照すべき情報、さらには各分野の教育水準のどこに適合した課題となりうるかまでがまとめられている。この年代の子どもたちに適した課題づくりのひとつの見本ともいえる内容といえそうだ。

金曜日

今日のTechnology

Yahoo! 検索結果100位以内のサイトのクロスリスティングのディレクトリ登録状況
クロスリスティングは、2008年4月25日、同社が提供する PC 向けディレクトリの登録状況に関して、SEO ツール「DoctorSEO」を運営するジーネットワークスと共同調査を実施し、その結果を発表した。 同調査によると、Yahoo! の検索結果で10位以内に表示されているサイトのうち55.6%が、クロスリスティングのディレクトリに登録されているという。同様に Google では43.4%、MSN では40.7%の登録率であったという。検索結果100位までの傾向を見ると、どの検索サイトにおいても上位になるほど登録率が高くなっている。同調査は「クロスリスティングのディレクトリに登録されていることにより SEO 効果が得られていると推測できる」と分析している。この調査は、2007年1月1日~11月30日の期間に DoctorSEO 利用者が入力したキーワード上位300キーワードの内、固有名詞(会社名、サービス名称)、複合語、地域に特化したキーワードとクロスリスティングに登録する際に厳密な審査を要する分野のキーワードを削除した136キーワードで2008年4月中に検索した際の Yahoo!、Google、MSN での検索結果上位100位以内に表示されているサイトについて、クロスリスティングのディレクトリへの登録率を調査したもの。

木曜日

今日のTechnology

ソフトバンク・ヒューマンキャピタルが運営する転職サイト「イーキャリアプラス」では、入社後2週間を経た2008年度入社の新社会人400名に対し、2008年4月12日~4月15日に意識調査アンケートを実施した。 今回の調査で明らかになったのは、新社会人が仕事に求めるトップは「やりがい」と「給与」であり、いずれも7割を超えたこと。一方で、「出世」については約13%と最下位となっており、出世欲が低いことが分かった。さらに、今の会社でどれだけ働きたいか? という問いについては、「定年まで」が1位だった。総じて「出世」を求めず「定年まで」働きたいと考える、変化を望まない傾向が読み取れる結果になった。 調査の中で、約100名がインターネット関連業界で働く新社会人とのことだが、「キャリアアップのチャンスがあれば転職」が1位という傾向も目立ったという。これにより、キャリアアップ転職に対する意欲が他の業界よりも高いことが分かった。 また、入社前後のモチベーションの変化に関しては「入社後にモチベーションが高くなった」が「変わらない」「入社前」を上回っているといい、その理由も約半数が「研修」による影響と答えているという。 一方で、入社してから困っている、戸惑っていることについての問いでは、「ビジネスマナー」が1位だった。事前調査では入社に向けた不安要素で「先輩・上司とのコミュニケーション」が1位になっていたが、本アンケートでは2位になっていた。この点を考えると、社内コミュニケーションに戸惑いを感じる以前に、ビジネスマナーに苦悩する新社会人像が読み取れる結果になった。

水曜日

今日のTechnology

共同通信によると、東京地検特捜部は22日、株式交換情報などを入手してインサイダー取引をしたとして、容疑事実の当時に野村ホールディングス(8604.T: 株価, ニュース, レポート)傘下の野村証券社員だった中国人の容疑者(30)ら3人を証券取引法(現金融商品取引法)違反容疑で逮捕した。
 また、関係者によると、証券取引等監視委員会は同日、3人の自宅など関係先の強制調査に入り、野村証券に任意の事情聴取を行った。野村社員だった中国人容疑者は、証券監視委の調査に容疑を大筋で認めた。野村証券は22日に中国人の容疑者を解雇した。
 関係者によると、東京地検が逮捕したのは、野村証券社員だったリーユ容疑者(30)のほか、その知人のソシュンコウ容疑者(37)、ソシュンセイ容疑者(25)ら3人。リーユ容疑者とソシュンコウ容疑者は同期間に京都大学に留学しており、ソシュンコウ容疑者とソシュンセイ容疑者は兄弟。

火曜日

今日のTechnology

ビジネス・コンサルティング大手の英アーンスト&ヤングは、同社グローバル・アドバイザリー・カウンシルが、西欧、東欧、中東、インド、アフリカ地域の87カ国に分散している同社業務を、新部門「EMEIA地域」に統合する計画を承認したと発表した。また、極東地域の15カ国と管轄地区も同様の統合が行われる。EMEIAは、当該地域各国の法律・規制の範囲で単一部門として運営され、従業員6万人以上、予想売上高は112億ドルとなる。同地域の3300人の同社パートナーは、5月末に本統合に関する投票を行い、6月1日付で新部門が発足する。一方、極東地域は2万人以上、12億ドル規模の部門となり、7月1日付で発足する予定

月曜日

今日のTechnology

Time Warner傘下のAOLが米国時間4月18日、100人規模のレイオフを開始したと、The Wall Street Journal(WSJ)紙が報じた。 レイオフの対象となるのは、AOLやサードパーティーの広告ネットワークに広告を配信するために2007年9月に発足したPlatform-A部門だ。WSJ紙によると、同部門の従業員は約1500人まで削減される予定だという。同紙は、AOL関係者の話として、複数の広告部門をPlatform-Aに統合した結果、一部従業員の仕事の内容が重複したと伝えている。 AOLは2008年3月、Platform-A部門プレジデントをCurt Viebranz氏からLynda Clarizio氏に置き換えた。Clarizio氏はかつてTacodaを率いていた人物で、TacodaはAOLに買収されてPlatform-Aに組み込まれた。

土曜日

今日のTechnology

2008年4月16日から18日までの3日間、東京・有明にある東京ビッグサイトで「第4回 Display 2008 国際フラットパネルディスプレイ展」(主催:リード エグジビジョン ジャパン)が開催されている。液晶やプラズマパネルのみならず、有機ELやFED、電子ペーパー、タッチパネルディスプレイ、3Dディスプレイなどさまざまなフラットパネルディスプレイが一堂に会する展示会だ。展示の中から注目のブースをピックアップして紹介しよう。 世界最大の150V型パネルを展示する松下電器ブース  松下電器産業のブースでは、今年1月に米ラスベガスで開催された「2008 International CES」で発表した世界最大の150V型プラズマディスプレイパネルを日本で初めて公開している。フルHDパネル(1920×1080ドット)の縦横2倍となる4K2K(4096×2160ドット)の解像度を持つ超大型高精細パネルだ。2006年7月に発表した103V型ディスプレイと比べても面積比2倍以上の大画面である。 103V型で培った超大型パネル形成技術を進化させ、超大画面のリブ(発光セルを区分する微小な仕切りのこと)や電極を均一に形成できるプロセス技術を開発し、放電の均一性や安定性を確保したという。また、超高速パネル駆動技術を開発することで現行の103V型フルHDモデルと同等の輝度を実現している。厚さ24.7mmの50V型フルHDパネルも 150V型パネルと同じく2008年1月8日に発表された超薄型プラズマディスプレイパネルも登場した。50V型フルHDパネルで現行機種の「VIERA TH-50PZ750SK」比約4分の1の厚さ24.7mmを実現したもので、重さも同比約2分の1の約22kgを実現している。駆動・回路技術を新たに開発したことで、駆動電圧や電力ロスを低減し回路の小型化に成功。パネル構造や回路レイアウトの大幅な見直しを図り、パネルの薄型化・軽量化を実現したという。 そのほか、発光効率を従来機種「TH-42PZ750SK」に比べて約2倍に向上した42V型プラズマテレビも展示している。新材料やプロセス技術、セル設計技術、駆動回路技術などの基盤技術を抜本的に見直し、高発光効率化技術を確立。蛍光体などの新材料や、放電効率を向上させる新放電ガスやセルの構造、電力ロスを大幅に削減する新たな回路駆動方式を開発したという。 これによって発光効率を従来比約2倍に向上させ、現行機種(TH-42PZ750SK)と同等の輝度を維持しながら消費電力を半分に減らすことが可能になった。

金曜日

今日のTechnology

 米連邦捜査局(FBI)のモラー長官は17日、米法曹協会の会合で、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題に関するFBIの捜査について、投資銀行、プライベートエクイティ、ヘッジファンドなどによる詐欺行為が摘発される可能性を指摘した。

木曜日

Technology

自衛隊のイラク派遣は違憲として、愛知県の弁護士と全国の住民らが国を相手に、派遣差し止めと慰謝料などを求めた訴訟の控訴審判決が17日、名古屋高裁であり、青山邦夫裁判長(高田健一裁判長代読)は「米兵らを空輸した航空自衛隊の活動は(戦争放棄を規定した)憲法9条1項に違反するものを含んでいる」と指摘、憲法違反に当たるとの判断を示した。派遣差し止めと慰謝料請求の訴えは棄却した。 自衛隊イラク派遣をめぐる同様訴訟は全国で起こされているが、違憲判断は初めて。一審名古屋地裁判決は訴えを退け、憲法判断をしていなかった。 原告側弁護士によると、9条違反を認めたのは1973年の札幌地裁・長沼ナイキ基地訴訟判決以来35年ぶり。高裁では初という。 青山裁判長は、航空自衛隊が2006年7月以降、米国の要請を受け、クウェートからイラクのバグダッド空港に多国籍軍の兵士を輸送している点について「現代戦において輸送などの補給活動は重要で、多国籍軍の戦闘行為にとって必要不可欠な軍事上の後方支援に当たる」と指摘。その上で「他国による武力行使と一体化した行動との評価を受けざるを得ず、違憲に該当する」と述べた。 

火曜日

Technology

セキュリティ対策の実施率は男女、年齢層によってはっきりと分かれている。「セキュリティ対策ソフトの導入・活用」は男性が81.3%なのに対して、女性は66.3%。女性の12%は「分からない」と回答している(男性は2.5%)。「Microsoft Updateなどによるセキュリティパッチの更新」も男性の実施率は80.3%なのに対して、女性は52.6%。女性の「分からない」は23.4%で、女性の約4分の1は、Microsoft Updateを理解していないようだ。 年代別では10代のセキュリティ対策実施率が低い。「セキュリティ対策ソフトの導入・活用」の10代の実施率は61.9%。最高は40代の79.9%で、20ポイント近くの開きがある。10代では「分からない」という回答も17.8%と多い。「Microsoft Updateなどによるセキュリティパッチの更新」も10代は54.1%と各年代の中で最低。最高は40代の73.5%だった。10代の「分からない」は27.2%で突出して多い。 これらの結果から分かるのは女性、もしくは10代がセキュリティに対して無頓着というよりも、セキュリティ対策のメッセージが届いていないということだ。例えば、「Microsoft Updateなどの自動アップデート機能」を知っているかの質問では、全体では77.1%が「知っている」と回答。性別では男性は89%が知っていたが、女性では63.6%にとどまった。また、同じ回答を年代別に見ると、30代、40代では80%を超える中、10代では63.4%しか知られていない。OSベンダやセキュリティ対策ベンダは別の情報の出し方を考える必要があるだろう。

日曜日

Modern technology Cell

携帯電話の無料通話を使って、話もしないのにかけっ放しにしている中高生がいる。そんなブログの情報が、話題になっている女性とみられるブロガーは、この日記で、女子中学校・高校で情報処理を教える教師から、生徒たちの特徴的な携帯電話の使い方を聞いたと明かした。この教師とは、08年4月6日の研究会で久々に会ったという。携帯の使い方の書き込み13項目のうち、特に注目を集めたのが、次の項目だ。  「家に着いた途端彼や友達と通話しっぱなしにする。しゃべらないで、ゴソゴソとか音だけを流してるぽい」 ソフトバンクの「ホワイト学割」では、同社携帯同士なら国内で午前1時~午後9時までの通話は無料になっている。そのサービスを利用しながら、「通話」でない用途にも使っているというのだ。 それは、通話状態の携帯をどこかに放置し、身の回りの音情報を流す用途…。こんなことに使う中高生が本当にいるのか。はてなダイアリーやブックマークのコメントには、驚く声のほか、「別にフツーじゃねえのw」との声があった。が、通話以外の具体例を明かした書き込みはなかった。そこで、ソフトバンク広報室に聞くと、「1~2時間、長電話する方は珍しくありませんが、その具体的な使い方まで把握していません」とのことだった。 とはいえ、その使い方を巡って、日記をトラックバックしたブロガーらの間で議論になった。ブログ「kiki-mimi/bg」は、日記で「携帯が繋がらないと不安になる人、繋がりっぱなしにならないと不安になる人。日本人的な村社会とまではいわないにしろ、コミュニティへの所属願望が強迫観念に近くなってるのかもしれない」と分析した。

Technology

マイケル・ジャクソンさんの世界的ヒットアルバム「スリラー」が発売されて今年で25年。当時、ブームになったビデオクリップに、自分の顔を合成できるサービスの日本語ガイド「かんたん!マイコラ」が8日、始まった。完成した動画は、自動的に動画共有サイト「ユーチューブ」にアップされ、おなじみのゾンビたちと、自分の“共演”が鑑賞できる。日本語ページを開設したソニー・ミュージックジャパン インターナショナルによると「マイコラ」は「マイケル」と「アイコラ」を組み合わせた造語。世界的には、米オフィシャルサイトがアルバム「スリラー」の発売25周年を記念して2月から提供している。“記念イヤー”にインターネット上でパロディ画像が大量に出回り始めたことを受け、始めた。 メールアドレスなどを登録し、デジタルカメラで少しずつ角度を変えて撮影した顔写真3枚をアップロードすると、動画が見られるURLが届く。“作品”は、1分余りのダイジェスト版で、撮影した画像から目、鼻、口を自動的に認識し、元の画像と差し替えるシステムだ。歌う口の動きも再現され、リアルな仕上がり。自分が、マイケルさんの声を出して、機敏にダンスしているように見えるのが何ともおかしい。