火曜日

Technology

セキュリティ対策の実施率は男女、年齢層によってはっきりと分かれている。「セキュリティ対策ソフトの導入・活用」は男性が81.3%なのに対して、女性は66.3%。女性の12%は「分からない」と回答している(男性は2.5%)。「Microsoft Updateなどによるセキュリティパッチの更新」も男性の実施率は80.3%なのに対して、女性は52.6%。女性の「分からない」は23.4%で、女性の約4分の1は、Microsoft Updateを理解していないようだ。 年代別では10代のセキュリティ対策実施率が低い。「セキュリティ対策ソフトの導入・活用」の10代の実施率は61.9%。最高は40代の79.9%で、20ポイント近くの開きがある。10代では「分からない」という回答も17.8%と多い。「Microsoft Updateなどによるセキュリティパッチの更新」も10代は54.1%と各年代の中で最低。最高は40代の73.5%だった。10代の「分からない」は27.2%で突出して多い。 これらの結果から分かるのは女性、もしくは10代がセキュリティに対して無頓着というよりも、セキュリティ対策のメッセージが届いていないということだ。例えば、「Microsoft Updateなどの自動アップデート機能」を知っているかの質問では、全体では77.1%が「知っている」と回答。性別では男性は89%が知っていたが、女性では63.6%にとどまった。また、同じ回答を年代別に見ると、30代、40代では80%を超える中、10代では63.4%しか知られていない。OSベンダやセキュリティ対策ベンダは別の情報の出し方を考える必要があるだろう。

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